医療・医薬業界 小箱包装・箱詰めライン 自動化の課題
医療・医薬製造ラインにおいて、小箱包装・箱詰め工程は人手が多くかかる工程であり、省人化を実現し生産性を向上するためには、当工程の自動化が重要になります。しかし、自動化を進めるにあたって、標準仕様の汎用機では医療・医薬業界の製造している製品に対応していない事が多く、手作業や一部工程のみの自動化しか取組めていないお客さまも多くいらっしゃいます。
自動化が進まない主な課題
医療・医薬の小箱包装・箱詰めラインの自動化には以下のような課題があります。
・製品形状の特殊性
医療・医薬の小箱包装・箱詰めラインの自動化が進まない課題でまず挙げられるのが、製造しているワーク形状の特殊性が挙げられます。
自動化装置を検討するにあたって、ハンドリングやサイクルタイムを検討する必要がありますが、その他業界の製品と比較して、複雑な形状の製品が多く、各ケーサー・カートナーメーカーの標準仕様の設備では対応が出来ない事が御座います。そのため小箱包装・箱詰めラインの自動化を進めるには、その製品にあった設備を設計する必要があります。
・品質の確保
医療・医薬業界の製品は病院や薬局等で疾病の治療や予防のために必要なものも御座います。そのため、品質管理が非常に重要になるのです。
品質管理のためには、多くの検査を行う必要があります。検査の方法としてはX線異物検査装置や金属検出器等を用いて、包装前検査・包装後検査・箱詰め前検査・箱詰め後検査等の各種工程で行っております。
また、装置の安全カテゴリーへの配慮も必要となるため、設計の段階でクリーン仕様の有無や設置条件等を細かくすり合わせる必要もあります。
・導入コスト
前述で挙げたように、製品形状の特殊性から製品にあわせた設計・製作をする必要があり、その使用用途からその他業界の製品と比較して、品質を配慮しなければなりません。そのため、標準機を導入するよりコストが高くなってしまう事が多くあり、自動化を進めていきたいけれど導入コストが高額すぎて諦めてしまうといったケースも多く御座います。
・オペレーション性
せっかく自動化を進めたとしても、自動化後のオペレーション性に懸念を感じられることも御座います。従来手作業で行っていた作業方法が変化することにより、作業員に対する研修・教育が円滑に進まないとトラブルや不良品が発生する事も考えられます。
日本自働精機が提供する
医療・医薬業界の自動化導入の強み
お客様の課題に対して、医療・医薬業界の小箱包装・箱詰めラインに多くの実績のある当社の強味を活かして提案をしております。
・難度の高い課題を解決する設計体制
当社では小箱包装・箱詰めラインの自動化導入において、特殊形状のカートナーや包装能力330箱/分以上の横型カートナー、5点以上の内容物を小箱に入れるカートナーなどの難度が高く、他社の標準機では対応ができなく断られていた特殊・特注カートナーの開発により解決してきました。
お客様の難度の高いご相談に対して、チャレンジする風土が当社の最大の強みです。
・医療・医薬業界への豊富な実績
当社は特殊性の高い医療・医薬業界の小箱包装・箱詰めライン自動化実績を豊富に保有しております。そのため、設計時適格性評価(DQ)、設備据え付け時適格性評価(IQ)、性能適格性評価(PQ)、コンピュータシステムバリデーション(CSV)などにも対応しております。
また、品質の確保のためにも行う様々なバリデーションに関しての知見も有しているため、自動化の設備検討を進めていく上で、最適な提案が可能です。
・ご予算に合わせた提案
お客様の自動化の検討に際しまして、ご予算に合わせた提案をしており、一度での自動化の完了~優先順位を付けて計画的に進めていく等の提案もさせていただいております。
また、各種設備仕様についてもシンプルな構造にするなどのVA・VE提案を行うことで、限られたご予算の中で自動化を実現する事も可能です。
小箱包装・箱詰めラインの自動化なら当社におまかせください!
日本自働精機は、医療・医薬業界のお客様に特注カートナーやケーサーを用いた、小箱包装・箱詰めの自動化ラインの導入を通して、医療・医薬工場の生産性向上に寄与してきました。当社は、特注自動機・カスタマイズノウハウを持ち、皆様の課題を解決してきました。
そのため、小箱包装・箱詰めの自動化ラインにお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。