技術情報

ケーサーに使用される段ボールの種類について

ケーサーとは?

ケーサーとはワークを段ボール等のケースに挿入・封緘する機械です。製函機、封緘機、集積装置などと組み合わせることで汎用性・生産性の高いラインを構成できます。代表的なケーサーとしては、セットアップケーサーとラップアラウンドケーサーがあります。

①ラップアラウンドケーサー

ラップアラウンドケースで包装する機械です。機械的に集積された内容品を載せ、それを包み込んでフラップを接着剤やテープで接合します。ラップラウンドケーサーとも呼ばれます。

②セットアップケーサー

あらかじめ胴貼りして平らに折り畳まれた段ボールケースを起こし、側方または上方から、製品を一つないし集積された複数個挿入し、両面を接着剤やテープで接合するケーサー。人手にて製函されたケースに上流から流れてくる製品を挿入するだけのものを、単にケーサーとする場合もあります。

>>「ケーサーとは?ケーサーの種類と特長を解説!」はこちら

ケーサーで商品を封緘するまでの流れ

以下では、製函機・ケーサー・封緘機を活用して、商品を段ボール詰めするまでの流れについてご紹介します。お客様の仕様によっては、動作手順が変更になる場合もあります。

①段ボールケースをストックするマガジンにシート状態の段ボールを供給します。

②段ボールマガジンから1枚づつシートを取り出し、シート状から箱形状に成形します。

③製函した段ボールに袋詰めされた製品を供給します。機械の種類によって供給方法が異なり、横から押し入れる、下から突き上げる、上から下ろすなどがあります。

④段ボールの開口部分をテープ、接着剤、ヒートシールなどで封緘する。

※封緘後に、重量検査やダンボール印字、ラベリングなどの工程が入る場合はあります。

ケーサーで使用される段ボールの種類について

段ボールの形状は様々で、何を包装するかによって、求められる形状は変わります。ケーサーで使用される段ボールの代表的な形式はA式、B式です。

①A式段ボール

A式段ボールとは、段ボール箱で広く使われている形状で、天地面をテープ等で封緘して使用します。このA式段ボールはセットアップケーサーで使用される形式になります。A式段ボールはワンピースの段ボールから作られていることに加え、フルートがすべて垂直なので、箱の圧縮強さが強く、安定した状態で搬送することが可能です。

②B式段ボール

B式段ボールはキャラメル箱式とも呼ばれる形式で、蓋を差し込むことで封緘することが可能です。このB式段ボールはラップアラウンドケーサーで使用される形式になります。B式段ボールは差し込み式になっているのが特徴で、封緘するためにテープや接着剤等を使う必要がないため、高い生産効率で搬送することが可能です。

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