課題解決・導入事例

鱒寿司 特殊箱用自動包装・箱詰め装置

対象ワーク
鱒寿司
対象ワークサイズ
①φ180×195L×50H ②φ144×195L×45H
箱サイズ
①255W×324L×58H ②239W×310L×51H ③193W×308L×49H
箱種類
特殊弓形
生産能力
常用 50箱/分
納入業界
食品

全体ライン工程

  1. 整列
  2. 供給
  3. 包装

※青枠は当社導入範囲

お客様の課題

鱒寿司を製造されているお客様に納入していた特殊箱用自動包装・箱詰め装置の入れ替え案件となります。
かつての導入背景についてですが、当事例のお客様は製品ブランディングのため一般的な箱ではなく、弓形の箱を使用されており、人手にて包装・箱詰めを行っていました。しかし、生産量の増加もあり自動化により生産性・量産性を向上させたいという思いがあり、特注箱詰め装置の設計・開発を得意としている当社にお声かけ頂きました。
その特注包装・箱詰め装置の老朽化に伴い、ラインの入れ替えご要望を頂戴し、装置・レイアウトを提案させて頂きました。
入れ替えに当たって、お客様には以下の課題がありました。

1)これまで、包装・箱詰めのみ自動化されており供給工程は人手にて対応していたが、供給工程を自動化することにより生産性を向上させる
2)箱包装の際、箱がつぶれるなどの不良がまれに発生していましたが、不良発生率を限界まで低減させて、歩留まりを向上させる
3)当鱒寿司は駅弁であり、稼働停止許容時間は、夕方から翌朝までの一晩であり、その時間内で装置の撤去・新設を行う
4)長期的安定稼働の実現が可能な仕様にて装置導入し、さらにメンテナンス頻度の低減も実現することで、長期的なトータルコストの低減を実現する

 

<動画で当事例の導入ラインを確認できます!>

提案・導入内容

鱒寿司の容器はワッパであり、輪ゴムにてバンドかけした製品となります。
当社の導入した箱詰め・包装ラインは、①整列→②供給→③包装の範囲となります。前工程は、他社製バンド掛け機であり、受け渡し部分に関しても当社にてレイアウト提案をしています。

1)の課題について、バンド掛け工程を出た後の搬送コンベアから、ロボットシリンダーで制御したアームで3つのワークをピックし、包装・箱詰め装置への供給コンベアに搬送する仕様を提案しました。導入後、同期などの調整を行い、安定稼働を実現しています。

2)の課題についてですが、既存機から箱形状保持の機構とフラップ折りの機構を変更することで、不良発生を限界まで低減し、歩留まりの向上を実現しています。

3)の課題ですが、入れ替え作業について、搬入前に、事前に組めるユニットについては組み立て搬入することで、作業時間を短縮しています。また、調整作業についても現場で時間がかからないように、出荷前に調整を徹底しています。

最後に4)の課題についてですが、駆動部分の部品交換頻度の低減と機械寿命を延ばすため、既設は間欠機でしたが連続機にて導入し、他仕様も最適化することにより対応しています。

導入効果

特殊箱用包装・箱詰め装置の入れ替え、供給工程の自動化により、生産性の向上と歩留まり向上を実現しました。かつて、特殊箱の包装自動化を行ったことにより大幅な生産性向上を実現しましたが、今回もお客様ご要望にお応えしたことに大変満足頂いた事例となります。

ケーサー・カートナー 課題解決.comを運営する日本自働精機は、当事例のように、特殊小箱を対象とした包装・箱詰めの自動化事例を数多く持ちます。特注自動機や特注カートナーの設計開発に強みをもち、包装から箱詰めまで一貫して対応させて頂きます。困難な課題をお持ちの皆様、お気軽に当社にご相談ください。

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